敷布団を日本からパリへ、酷評のクロノポストは如何に?!
パリで畳は買える!けど....
新居に越す予定(荷物はほぼ移動済み)の私たちは、主人が寝室は日本風にしたい!という希望もあって、パリ市内で畳と布団を見て回ったのですが、セットで売っている布団がとんでもなく大きくて分厚くてとてもじゃないけれど自力で畳めないサイズでした。
一度お店の展示品で試しましたが、153cm小柄な私はまず持ち上げること自体が不可能で、重さを尋ねると、なんと30Kg!!!!! 西欧人からするとこの厚みと重さが当たり前なのだそう..(本当?)
見た目からずっしりしてていい布団だという感じはするのですが、このとんでもなく重たい布団しかパリの布団店にはなく、日本人の私からすると立てて室内で気軽に干すこともできず、あまりに実用的でない上に、除湿シートもこちらでは中々入手できないので、除湿機能もついた敷布団を母親に急遽日本から送ってもらうことにしました。
Chronopostにはご用心。
海外に荷物を送ったことがある方はご存知かと思いますが、海外配送は配達日数のかかる船便を選ばない限り送料がとても高くついてしまいます。
そして業者と荷物の大きさや重さによって、送料に違いかかなり出てきます。
以前、2度クロネコヤマトの国際便でフランスで必要な書類を母親に郵送してもらったことがあったのですが、書類の場合は日本郵便に頼むより安く済みました(そして結構早かった!)。
そして今回、敷布団という大きな荷物ということでどこの業者に頼んでも高くつくのは承知でしたが少しでも安くて、引っ越しも迫ってるので配達日数の掛からないとこで..!と探していたら、日本郵便のEMS(Express mail service)を発見しました。
そしてなんと、下の写真の通り3日で到着!との文字が。
普通だったら紙切れ一枚でも1〜2週間は最低かかるのに、こんなサービスなんで知らなかったんだ!と思い母親に報告。送料も布団のサイズと重さからは他業者に比べてかなり安かったので思い切ってEMSにしてみることに。
因みに...
布団のサイズ : 140×200 cm
重さ : 約6kg です。
< 日本郵便 / EMS >
<クロネコヤマト>
こんなに違うんです!!
送料比較的安いところ見つかってよかった〜と思って敷布団の到着を心待ちにしていました。
EMSってフランスについたらどこの業者が運んでくれるんだろう?と思って調べてみたら、フランスの郵便会社であるLa posteの子会社のChronopostが配達をする様子。
そしてもっとよく調べてみると、とんでもない悪評の数々.....笑
元々フランスのサービス自体、良い期待をしていません(ご承知の通り)が、そんな元々レベルの低めなフランスのサービスの中でも特に悪いサービスの部類にはいるということで、ハラハラしていました。(ちなみに、クロネコヤマトの国際便の時はフランスに着いたらDHLが配達をしてくださいました。)
以下配達までの経緯です。
1月11日 (火)
朝イチで母親が郵便局で発送。
1月13日(木)
追跡サイトによると、もうフランスの空港に届いているとの表示が!本当に3日 で届くかも!?という甘い期待をするが、ChronopostのWebから追跡ページを見てみると、下の写真の通り、14日の8-18hの時間でお届けという表示。(1日家に居ろってこと..?)旦那さんが呆れる。
1月14日(金)
サイトの指示通り、まだ荷物も開けてない状況の新居にて仕事をしながら待機。テーブルもないので、一人用の小さいテーブルを二人でシェアしながら過ごすが、18h近くになっても音沙汰なし。旦那さんが電話をすると手違いがあって本日はお届け不可とのこと。え、それ分かった時点で連絡してよ..とさらに落胆。休日に新居に来る予定がなかったので、月曜に配達を頼むことに。時間はサイトで確認してとのこと。(指定できないのね)
1月17日(月)
朝8時49分、11時10分〜12時10分の間に届けるよとのSMSが届く。1時間の間に指定できるんじゃん!もうなんなの!と思う。そしてネットからも確認すると11時7分〜12時7分の文字。なんの誤差なのか笑その3分のずれまで正確に計算できるのであればちゃんと届くはずだよね?と思う。
そして11時54分、ドライバーから着信。私は元の家にいたので、旦那さんがすぐに出ます!と伝え、旦那さんにも即連絡、無事ドライバーから荷物を受け取る。が、、、
14日の手違いで配達できなかった件をとっても大目に見るとして、その後に最大の汚点がありました。受け取り時に関税を支払うことになることは14日の時点で電話口の人が伝えてくれたのですが、キャッシュレス大国のフランス、(屋台とかでもカード使えるお店は珍しくありません)旦那さんは現金を持ち歩かない人なのですが、ドライバーは現金しか受け付けれないとのこと。それもいつもそうなら前もって伝えれたよねとも思ったけど..
近くのATMで下ろしてねごめんねと伝えると、旦那さんから荷物を受け取った後にドライバーにチップを渡す羽目になったとのメッセージが。
どういうこと?と尋ねると、関税額が72€だったので、10€単位でしか下ろせないATMで80€を下ろした旦那さん、ドライバーに渡すとお釣りの小銭を全くもっていなかったのです。
そういう方法でドライバーは荒稼ぎ?(小銭稼ぎ?)しているのか、正直呆れてものも言えないというか、ここまでとことん酷いサービスってあるんだな...と色んな感情を超えて寧ろ感心してしまいました。
改めてChronopostの会社レビューを見返してみると、中国から送ってもらって結局届かず何の報告も無しに中国に送り返されたという人や、自宅には決して届かずこれまた連絡なしに近くの配送センターに勝手に保管されてたなどなど(これが王道パターンみたいです笑)。
レビューって少数だとあまり信用できませんが、大きな会社などでは改めて大事なんだな..と思いました。Paris市内のChronopostの配送センターのGoogleレビューは1000件以上あって星1.5でした😱(レビューが全てを物語っていますね。)これで運営が続けられていることがさらに謎ですが..
もうおそらくクロノポストを自ら利用する機会はよっぽどのことがない限り、ないと思います...フランスに荷物を送る又は送ってもらう方々は、配送業者を信用できるところに頼むことをオススメします😭