エアコンの無いフランス

5月の中旬位まで肌寒い日が続いてたフランスですが、いよいよ本格的に夏の気温になってきました。

フランスは空気が乾燥しているため、からっとした暑さなのでまだいいのですが、照り付ける日差しはかなり強いです。

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直射日光があたることのないアパルトマンに住んでいる私たちは、お昼ご飯を食べに出掛けようと外に出ると目が明けれない位日差しがまぶしすぎて、サングラスを取りに戻ることもあります。

エアコンが普及していないフランス

実はフランスはエアコンが普及してないんです。

理由はいくつかあると思いますが、主な理由はおそらく景観を重視していることと、設置自体が困難だからだと思います。

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パリには最初の写真のような美しい建物がずらっとならんでいるわけですが、100年以上の建物は当たり前なので、工事が容易にできません。

古くなって外壁を塗り替えるたりして見た目を一新することはできても、建物ごと壊すことが不可能なので中身はずっと古いままというパターンが多いです。

私の今住んでいるお家ももちろん築100年越えで、壁がはがれていたり、床と壁に隙間があったり、空気の循環が悪すぎて部屋がカビだらけになったこともあります...。(早くも慣れましたが笑)

 

そして同じく景観をとても大切にするという理由からか、パリの人達は自分の部屋にベランダがついていてもベランダで洗濯物を干すことはありません。

なので基本的に乾燥機機能が備わった洗濯機が一家に一台あるという感じ。

日本と違って生活感もあまり感じられないですよね。いかに見ために重きを置く人たちかということが理解できます。

 

私たちは部屋の構造上、クーラーも何もなしで寝室は真夏でもひんやりしているので、主人は暑くるしい部屋で扇風機で過ごすのに慣れてるのでいいのですが、エアコンに慣れ切った身体の私は厳しいので、机を寝室に移動させて過ごしています。

 

でも環境にはとても優しいですよね。それに我慢できなかったらどこかのお店に入ればでかけるキッカケにもなりますしね。

 

今季でフランスの夏に徐々に慣れていけたらと思います😊