フランスのエコな日常のお買い物
フランスはエコ先進国?
フランスがエコ先進国と言われているのはご存知でしょうか?
それにうってかわって、日本は先進国の中でもエコに対する活動はかなり遅れている方だと言われています。
2016年からスーパーなどの食料品店での、食料廃棄を禁止する法律が執行されました。この法律により、食料品店(400㎡以上)は、慈善団体と契約することが義務付けられています(違反した場合、罰金あり)。賞味期限間近などの“まだ食べられるのに廃棄される食品”は、フードバンクなど(品質に問題のない食品を貧困層の人々に配給するシステム)に届けられます。
まずフランスのスーパーでは、(海外のスーパーはこのスタイルが今や一般的だと思いますが)野菜コーナーでは日本とは違い、大半の野菜が裸の状態で置かれています。
そしてそれらの野菜は形も大きさも様々で、半分で折れているニンジンがあったり、大きすぎるじゃがいも、表面に傷がついているものももちろん置かれています。
ですが、だからといって問題にはなりません。
というのも日本と違って野菜の個数が基準ではないからです。
すべて精肉店のように量り売りで、自分で機械で重さを測って出てきたシールを貼り付けます。お店によっては重さを量る際にビニールが用意されているお店もありますが、紙袋がほとんどです。
私の場合は写真の様に一個だけ買う場合は、野菜にシールを直接貼り付けています。
(店員さんがバーコードをスキャンしやすい様に極力真っ直ぐに貼り付ける努力は必要ですが...😂)
では何故日本は量り売りができないのでしょう?
日本で量り売りが難しい理由
それは日本のスーパーでは基本的に商品としてお店に出すためには規格があって、
それに満たないフランスで売られているような上記の状態の野菜は処分の対象となるからです。
ただ傷がついてるだけで中身は同じなのに、皮を剥く野菜だったら特に表面に傷がついていたところで何も問題ないですよね。
半分に折れていても、折れて乾燥している口の部分だけカットすれば、後の部分は食べられる普通のお野菜。
形や大きさがバラバラで困ることなんて思いつきません。
完璧主義な日本人
日本のホスピタリティの高さは世界からも高く評価されています。
こうしたら相手は喜ぶだろうなと考えて、相手の気持ちを汲み取れることはとても素敵なことで、相手もとても心地がいいことです。
ですが私も時々普段一緒に過ごしていて性格面として主人に言われますが、
日本人は完璧主義すぎる人が多いということ。
良い面でももちろんありますが、相手(お客さん)のことを考えていいサービスや理想を追求するあまりに本来重要視するべきところを見失ってしまっている気がします。
だんだんとエコやサステイナブルの風潮が広まって、日本でもお買い物の際に環境を意識した選択をされる方も増えつつあると思いますが、まだまだ遅れをとっているのが現状だと思います。
一人ひとりが意識して毎日ひとつでも環境に負荷のかからない選択をすればやがてそれらは大きな結果に繋がります。
今日も地球に優しい選択ができるように心がけましょう☺