私の好きなフランスの美徳感

主人と暮らす家にはテレビが無いので、マクロン大統領自体中々お見かけする機会がありませんが、何らかの媒体で大統領夫人をみたときに結構歳上なのかなという印象が残っていたので、なんとなく調べてみました。

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上記の通り24歳差なので、主人と11歳差の私ですらも大した差じゃないと思わさられるくらいです。現在マクロン大統領は43歳なので、ブリジット夫人は67歳ということになります。

ブリジット夫人の前夫との子供のうちの一人がマクロン大統領と同級生というので、そう考えるとかなりの年の差ではありますよね。

年齢に敏感すぎる日本人

日本は若い女性に価値があると考える男性が多いです。

キャバクラや社会問題でもあるパパ活など、若い女性と高いお金を払ってまで遊ぼうとする人が沢山いることは正に日本人男性の嗜好を顕著に表しています。

それ故に、化粧品や美容院など、女性は見た目を気にするがあまり、美容費にかなりお金をかけたりしますよね。この風潮から考えると、日本人は歳を取ることはまるでであるかのように人々の頭に刻み込まれていると言っても過言では無いような気がします。

日本に対してあまりマイナスなことを言わない主人ですらも、子供に性的嗜好を示したりする成人男性が少なからずいて問題になっていること、特に過度に年齢に重きを置く点に関して、「日本人は病的だ!と漏らしていました。

歳をとるほど美しいと考えるフランス人

フランスでは歳をとるとほど美しいという風に考えます。

歳を重ねるほど経験や知恵が豊富になることはもちろん、顔にできるシワすらも熟れていく果物のように、年齢を重ねるほどに人として成熟し、若いころにはない”深み”が出てよりセクシーで女性らしく美しいという風に考えます。

それにフランスでは日本人のように若い人はバッチリお化粧をする人はかなり少なく、していてもお化粧をしていなくらいに薄化粧です。(初めて旦那さんに会った時、ちゃんとお化粧しているからという理由で5歳くらい実年齢上だと思われていました。)

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学生の頃、美容部員のお手伝いをするアルバイトをしていたのですが、月1回のセミナー内や美容部員さんからはまだ20そこらの私にでも今からでも遅いくらいだけどきちんと肌のお手入れをするのよ。と言い聞かされたものでした。

そしてどの化粧品ブランドの商品も大抵美白をうりに大々的にPRされていて、それに伴ってか来店されるお客さんも大抵が美白効果のある商品をお探しで、シミを気にしたりアンチエイジングに熱心なお客様ばかりでした。

確かに歳を取ったらシミも出来ればシワも出てきます。少し気になるかもしれないけれど、それが本来のあるべき姿なのです。

日本では毎月足繁く化粧品店に通う女性の様に、見た目のために月何万も掛けて少しでも若見えするように気をつけないといけないという固定観念がある思うと、それは歳を取ることに恐怖を覚えるような風習にも納得できると思いました。

 

私は旦那さんに肌をよくないから化粧をやめたらと良く勧められますが、旦那さんの言葉のかいもあって、以前に比べたらかなり薄いメイクになりました。

もちろん美しい女性であろうとすることは素敵な心がけですが、何の誰のためにやっているのか、今一度考え直してみても良いかもしれません。