パリのクレープ屋さん
フランス北西部ブルターニュがクレープ発祥の地ということもあり、
パリにはクレープ屋さんが至る所にあります。
日本のクレープみたいなホイップクリームにアイスにチョコレートソースにバナナに..というようなザ・デザート・クレープはフランスでは珍しく、甘くてもミルクジャム単品だったりシュガークリーム単品だったりとてもシンプルなものが多いです。(でもとっても甘い!)
おかず系のクレープの方がフランスはどちらかというと主流なのかなというイメージを受けます。
卵+ハム+チーズのように、サンドイッチの具が挟まれているクレープもどこでも見かけます。
なのでお腹が空いたら普段からクレープを食べることは多く、
先日遅い時間にランチとしてレストランに行ったら、今はクレープしか出せないと言われたので、食べることにしました😊
見た目は正直、茶色い四角い生地で映えはしないのですが(笑)ここのクレープは、フランスのあらゆる地域のクレープが選べました。
私は海鮮のものにしたのですが、細かく具が刻まれていて更にクレープ生地と上手く混ぜ合わせるように作られていて、とっても美味しかったです。
(写真はセットの甘いクレープ+バニラアイス)
主人のハムとチーズのクレープも同様、ペースト状くらいに細かく刻まれた具がクレープ生地と上手く混ざり合っていて、美味しかったです💗
メインのクレープと1杯のシードルとデザートクレープで12.5€だったのでなかなかお得でした😊
人種差別の皮肉な現実
飾ることなくありのままの生活を書き留めたいと思ったので、トータルで8か月程とまだまだ短いフランス生活ですが、パリで過ごして不穏に感じていることを書き留めたと思います。
アメリカで非のない黒人が白人によって殺害されたことがキッカケでBlack Lives Matterという黒人差別に対する運動が今では広く知れ渡っていますね。
日本はそれほど移民をかかえていないので(今は移民大国とも言われていますが)、割と人種差別に関しては正直疎かったり、自分は関係することのないことだと思う人も多いかもしれません。
私もかつてはそうで、スキンカラーが違うだけで侮辱したり差別したりするのはちゃんちゃらおかしいと思っていました。
ですがフランスにきてから、だんだんとそれについて考えさせられる機会が多くなってきました。
この短い期間でも、パリでは何度かヒヤッとする目に逢いました。
つい先日だと、パリの中心部の駅ナカで階段を降りようと角を曲がったところ、黒人の男の人が同じタイミングで上ってきていて、お互い完全死角だったのでごめんなさいとか軽く声をかけてどちらかが道を譲ったりすればいいもの、大声で「ワッ」といって脅かされました。
それ以外では、街中でのこと。
パリでは電動キックボードが非常に盛んで、レンタルできるものが街中に置いてあって登録すれば誰でも使用可能なのですが、かなりスピードが出るものなので、基本的に自転車レーンを走行することになっています。(基本的にどこでも自転車専用レーンがあります)
そして先日、主人と二人で歩いていた時、先方から黒人3人組で2人は徒歩で1人は電動キックボードに乗ってやってきました。(歩道です)私はスペースを空けるためにさっと車道の方に寄って主人も詰めるようにして私の方に寄ってきました。
するとその3人組は避ける素振り一切せず、最終的には主人の肩と少しスピードを出して歩道を走っていた電動キックボードに乗っていた男の肩がぶつかり、その男性が威嚇するようにすごい顔つきで何か言ってきたので主人も無視できず、その男性に向かって歩き出したので私は止めようとしました。
その男性と一緒にいた黒人の男性も肩を掴んで主人の方へ向かわせないように止めていました。近くにバス停があって、そこで待っていたおばあちゃんマダムも、黒人の男性が明らかにおかしいのを見ていたようで、主人サイドに立って仲裁しようとしていました。(こういったことはしょっちゅうです..)
私はいくら相手が悪くてもこっちも手を出したら、おあいこになってしまうし、何より怪我をしたりするのが怖いので、無視して行こうというのですが、主人はこういった人たちの素行が許せず、誰かが言わないと誰も言わなくなって好きなように振舞うようになってしまうから殴り合いになってもいいといいます。
それより前だと、酔っぱらって(おそらく薬もやっていそうな)明らかに素行のおかしい黒人が、フラフラしながら主人と私とすれ違い様に私に向かって「おいしそう」とボソッと呟いてきて、カチッときた旦那さんはいつものように言い合おうとしましたが、怖いので私が手を引っ張ってその黒人から遠ざけようとすると、その黒人はしばらく追いかけてきました。とっても怖かったです。
あとは改札を通る際に後ろにピッタリくっつかれて一緒にゲートを通ろうとして無賃乗車をする人たちも黒人の方が圧倒的に多いです。
上記以外にもいくつか例がありますが、全部に共通していることが、喧嘩を仕掛けてきたり、攻撃的な態度をとってくる人たちが、例外なくすべて黒人だったとうことです。
もちろん礼儀正しい優しい黒人の方にも出会いましたし、主人の仲のいい友人の一人にも黒人の方はいらっしゃいます。
ですが、少なくともこいうったことで黒人に対する悪い印象がついてしまうことは確かです。黒人に対して先入観が全くなかった私でもこうなりました。
移民であることで思うような待遇を受けれていなくて、フランスという国自体に根本的に不満があるのかもしれません。(黒人による差別が昔からの名残で今も根強く差別意識がある地域が存在するのは事実です)
ですが、それは自分のやりたいように他人を無視した素行をしていい理由になりません。どんな理由があってもそれはただし行いとは言えません。
日本でも同じです。
最近、在日ベトナム人が犯罪をしてニュースに出てくる機会が多くなっているように思います。そうすると決してその犯罪者たちだけでベトナム人という大枠で判断してはいけないことは重々承知ですが、どうしてもマイナスなイメージだったり、できるだけ関わらないようにしようとかいう風な意識を持ってしまうことは自然なことというか、自己防衛の本能のようなものだと思うんです。
そして日本人が他の国で悪いことをしていて、本来の日本人の生活や姿を知らないひとからしてみれば、差別的意識を持たれてしまうのは、致し方ないことだとも思います。
皮肉なものですよね。
(あとはクレイジーな運転をしてるのはみなアラブ人だとかいう偏見もありますが、本当にそういうアラブ人を見かけるので、偏見とも思えなくなってくる)
一人ひとりが相手を思いやる気持ちを持てば、争いなんて生まれないのに。
エコ?なフランス人のお風呂習慣
フランス人のお風呂事情
フランスに興味が無くてもフランス人は毎日はお風呂に入らない、髪を洗わないと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、理由はきちんとあって、
地域柄空気が乾燥しているのと、水が硬水なので毎日洗うと髪が痛んでしまうからです(あれでも体は関係ない?笑)
その影響+私がロングヘアで洗うのも乾かすのも面倒なのがあって、髪の毛はべたつき等気になる時は2日に1回それ以外は3日に1回で洗うようにしています。
シャンプーの頻度
主人は汚れを落とすために毎日ぬるま湯で洗い流していますが、シャンプーは2週間に1回です。
2週間に1回って大丈夫?って思う方もいるかもしれませんが、実はぬるま湯で十分汚れは洗い落とせるんです。そして市販されているシャンプーは基本的に洗浄力が強く、ある程度必要な頭皮の油も取り除いてしまうため、乾燥の原因にもなると言われています。
毎日頭皮の臭いチェックをしていましたが、ぬるま湯だけで2週間が経過しても全く気になりませんでした。
髪が固くなっているように感じましたが、おそらく紫外線によるダメージと、毎日髪の毛をすすいでも髪の毛をドライヤーですぐに乾かさないことが原因だと思います。
シャンプーした後はかなり髪が柔らかくなっている様に感じました。
きれいという基準は存在しない
タイとミャンマーの国境付近の山奥に瞑想修行しに行ったときに読んだブッダの教え関する本で、
実家にメモしたノートを置いてきてしまったので詳しくは覚えてないですが、
きれいという感覚は人間が勝手に決めた物差しに過ぎないと書かれた本を読んだ覚えがあります。
シャンプーを毎日しないことを正当化しているわけではありません。笑
ただ清潔は美とは違い、人間のエゴだという風に書かれていました。
人間にとって便利で過ごしやすくて清潔だと思わる環境が、必ずしも他の動物にとっても過ごしやすい環境であるとは言えません。と言うより寧ろ真反対です。
私たちが草木を取っ払ってコンクリート打ちにした地面は、長い間手入れをせず物を容易に運ぶことが可能となり、人間にとって便利かもしれませんが、草木を餌や住処としている動物たちからしたらどうでしょうか?
最早清潔どうこうではなく、住む場所までも奪われてしまいます。
「きれい」という感覚は主観的なものであり、真理ではありません。それでも私たちは各々の「美しさ」や「清潔さ」に執着し、行き過ぎた「潔癖」に陥ってしまうことさえあります
菜食主義者であろうと、汚い心を持ってして食すればそれは命を冒涜しているのと同様で、逆に言えば肉食であろうと美しい心を持って命に感謝して食すればそれでいいと
美しい心を持つ人は、世界、森羅万象をすべて美しいと感じられるのです。
そういった内容でした。
改めて周りの評価や今までの習慣に囚われず、行き過ぎた美しさ清潔さを見直して見てはいかがでしょうか😊